INTERVIEW
山口不動産株式会社
代表取締役CEO 武藤浩司
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山口不動産と大塚の街
山口不動産は、大塚の郵便局長も務めていた、私の曾祖父が法人化しました。1947年のことです。山口家は元々このあたりの地主で、高祖父は、文化と街のために粋なお金の使い方をする人だったようで、いわゆる地元の名士でした。大塚の街は、いまでこそ地味なイメージがありますが、かつては700人の芸者が在籍し、東京最大規模の花街として栄えた街。日本を代表する百貨店であった「白木屋デパート」も大塚に分店があったのです。さらに時代をさかのぼれば宿場町として旅籠が軒を連ねていました。様々な場所から人々が集まる、にぎわいのある街。それが昔の大塚の姿でした。
ba projectはなぜ生まれたか
私は大学卒業後、銀行や監査法人での仕事を経て2008年に当社へ入りました。子どもの頃、当時社長であった祖母を見て「社長ってかっこいいな」と思ったことは覚えています。実際に自分で舵をとるようになったときに、「いま、大塚は住む人が誇りを持てる街であるか」ということに真剣に向き合いました。私自身は、いずれまたときがくれば代を替わるでしょう。でも、街はその後も残り、育つのです。何十年か先の未来に「大塚って、面白い街になったよね」と言われる起点を創りたい。我々がそれをやるべきではないかという思いが強くありました。そのためには住む人も、訪れる人も「この街はいいね」と思えるものがある「場」があると良いと思ったのです。それがba projectのはじまりでした。
大塚を愛する人々と一緒に
とはいえ、自分ひとりの力では何もできません。大塚の街に愛がある方、またこの先の可能性を感じてくれる方々とタッグを組み、一歩ずつ進んでいるのが、この「ba project」です。大塚の街への愛を基本に据えて、他の街とはちがう大塚を実現させてゆくこと。大企業が再開発をするやり方とは、少し違うのです。私は“公民一体の街づくり”を理想としているのですが、この思いでba projectの話を伝えたことが北口の駅前整備計画を進めていた豊島区にご協力いただけるきっかけにもなりました。
これまで「泊まる場」「集う場」「住まう場」とプロジェクトを進めてきました。2020年には、駅前に「繋ぐ場」(ba05)がオープンします。大塚北口整備計画と共に、大塚駅前の景観は、ずいぶん変わるでしょう。
目の前のことを、真剣に
仕事においても、人生においても、覚悟を決めて進む。自分自身を成長させていくことを厭わない自分であろうと思っています。それが後悔しない人生を送ることだと思うのです。
まずは大塚から。目の前のことにひとつひとつ精一杯向き合った結果、何が見えてくるのか、それを楽しみにこれからもプロジェクトを進めていきます。仕事においてもこれからの“ba”にご期待ください。